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NHKの訴え棄却 原作のドラマ化契約解除巡り東京地裁

 小説をドラマ化するための許諾契約を一方的に解除され、制作中止に追い込まれたとして、NHKが、原作者から著作権の管理委託を受けていた講談社に約6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。岡崎克彦裁判長は「(原作者側から)脚本の承認がされていない以上、許諾契約が成立したとは言えない。(NHKは)小説の主題に関する理解が十分でなかったきらいがある」などとして、NHKの訴えを棄却した。

 問題となったのは、直木賞作家、辻村深月(みづき)さんの小説「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」。NHKは同作をドラマ化し、2012年に放送予定だったが、脚本に納得できない辻村さんの意向を受けた講談社が「白紙にする」と申し入れたため、制作を直前に中止した。

 裁判では、原作の改変がどこまで許されるかが焦点となった。原作は「母と娘」がテーマで、主人公は母親との葛藤があり、物語の終盤まで会いに行けないという設定。だが、脚本では、初回で娘が実家に立ち寄るなど、大きく改変されていた。辻村さんは講談社を通じ複数回にわたって修正を要請していた。

 NHKは、訴状で「脚本家が最初に考えた原作の変更点のうち、半分程度は脚色の必要性を説明することで原作者に納得してもらい、残りの半分程度は原作者の意向を優先して脚本家が脚本を書き直すというのがテレビ業界では一般的」と説明。NHKの担当者「放送局として我々が作る編集内容に関して第三者が口を出せることを認めてしまうこと自体がほとんど検閲にあたる」と証人尋問で訴えた。

 一方、辻村さんは、陳述書で「『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』は私が書いた、私の作品。小説として独立した存在であり、ドラマ化の単なる素材として、タイトルやうわべだけを取ってあとは好きにしてよいものではない」と主張した。

 作品の多くが映像化されている作家の東野圭吾さんは、講談社の質問書に答える形で「原作者が許可した改変のみ許される。それに納得できないならば、制作者は著作権のある小説や漫画等の映像化を断念すべきだ」との意見を寄せた。

 判決後、辻村さんは「自分の作品が不本意な形でドラマ化されることは納得がいかなかった。今回の裁判には今も大変な戸惑いを覚えている」とのコメントを発表。講談社は「今回の係争は作品に込めた作家の思いを理解せずに強引にドラマ化しようとしたため起きたもので、判断は適正」とした。NHKは「当方の主張が認められず大変遺憾。控訴については、判決をよく読んだ上で検討する」とのコメントを発表した。(守真弓)

※朝日新聞デジタル 2015年4月28日20時27分
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