東スポを超える日本一のタブロイドを目指す!(笑)
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「豊かになると幼児化が進むのは確かです。人類の進化につれ、
 霊長類の幼児期が伸びるネオテニー(幼形成熟)現象が生じましたが、
 経済的に豊かになればなるほど行き過ぎになってきた。何をしてよいか
 わからないモラトリアム人間の増加はその表れです」

「ホモ・サピエンスの誕生以来、人は大自然に対して圧倒的に弱い存在だと
 自認し、自然と共生して生き延びてきました。一人では生きられないから
 群れにあたる共同体と折り合いをつけ、知恵を出し合い、いたわりなどの
 倫理を働かせて、協力して生き抜くしかなかった。20世紀後半からの
 共同体崩壊は、それに頼らずに生きられる環境が経済的にも社会的にも
 形成されたことを意味します」

「窮屈な共同体の中で自分を抑えることもなく、欲望を好きなだけ追求できる
 環境は、子供の部分を残したまま、年を重ねることを可能にしました。
 こうした状況と少子化との関連を考えています。日本の場合、経済的事情や
 長時間労働から出産をあきらめる女性も多く、これは経済や政治の問題です。
 ただ、欲望を実現する機会に恵まれた人々が、もっと個人的な楽しみを追求
 したいと考えることも、少子化の背景にあるのでは」

川田順造(人類学者。文化功労者)
※2014.1.4朝日新聞朝刊

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