東スポを超える日本一のタブロイドを目指す!(笑)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
パレスチナ加盟、事態複雑化を懸念=玄葉外相

 玄葉光一郎外相は1日午前の記者会見で、パレスチナの加盟を承認した国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会での日本の投票行動について、「事態を複雑化させるのではないかとの心配があり、棄権した」と説明した。加盟に反対する米国やイスラエルが態度を硬化させ、中東和平プロセスに悪影響が及ぶ恐れがあると判断したものだ。 
 外相はまた、パレスチナの加盟承認を受けて米国がユネスコ分担金の支払い停止を発表したことに関し、「ユネスコの活動を縮小させることにならないか心配している」と懸念を示した。(2011/11/01-11:50) 時事通信WEB
---

2011-11-07 08:47:44
ユネスコがパレスチナの加盟を承認
テーマ:パレスチナ

国連の専門機関であるユネスコ(国連教育科学文化機関)が、2011年11月1日にパリで開かれた総会でパレスチナの加盟を承認した。これは加盟を求める決議案の投票結果を受けたもので、賛成はフランスなど107カ国、反対はイスラエルやアメリカなど14カ国、棄権はイギリスや日本など52カ国であった。国連安保理と違い、ここでは拒否権は存在しない。

去る9月にパレスチナ自治政府は、国連への国家としての正式加盟申請を行った。そして国連の専門機関へも申請を開始した。ユネスコは、パレスチナの加盟を認めた最初の専門機関となった。パレスチナは、WHO(世界保健機関)などの他の専門機関にも加盟申請を行う方針である。

今回の投票は、国連安保理でのパレスチナ加盟問題の投票の前哨戦の意味があった。良く知られているように安保理で決議が成立するためには9カ国以上の賛成と常任理事国5カ国全ての賛成が必要となる。アメリカが反対を表明しているので、パレスチナの加盟を求める決議が安保理で採択される可能性はない。しかし、パレスチナ側は、9カ国以上の賛成を集めて、アメリカの拒否によって加盟が阻止されたという形を作り、ワシントンの国際的な孤立を浮き彫りにする戦術である。逆にアメリカは、賛成を8カ国までに止めて、自らが必ずしも孤立していないと主張したい。

安保理を構成する15カ国のユネスコでの投票が興味を引く。パレスチナの加盟に賛成したのは常任理事国では中国、ロシア、フランスの3カ国である。反対したのはアメリカで、イギリスは棄権した。

非常任理事国では、賛成したのはブラジル、ガボン、インド、レバノン、ナイジェリア、南アフリカの6カ国で、反対したのはドイツのみであった。棄権したのはボスニア・ヘルツゴビナ、コロンビア、ポルトガルの3カ国であった。常任理事国とあわせると、賛成が9カ国、反対が2カ国、そして棄権が4カ国となる。

ユネスコでの投票が自動的に安保理での投票と同じになる保障はない。しかし、仮に同じであるとすると、パレスチナ加盟支持が9カ国となり、アメリカの拒否権で採択が阻まれる格好となる。アメリカが避けたい孤立の構図が完成する。安保理でのパレスチナ問題の討議が今月の11日から予定されている。ワシントンに残されている外交努力の時間はわずかである。

(11月3日、記)

※2011.11.3 高橋和夫の国際政治ブログ
---
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://momohide.blog121.fc2.com/tb.php/1205-88181034
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。